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間違いだらけのエアコン選び

さまざまなエアコンを扱い、新品取り付けはもちろん、移設工事やクリーニングを多数経験してきたなかからエアコン
選びのコツをまとめてみました。
1.部屋にあった容量はどう選べばいいの?
カタログに表示されています。しかし、個別的な環境条件によって適正容量は変わってきます。
インターネットで購入されるかたはカタログ表示をそのまま適用される傾向にあります。
一般的にカタログでは余裕をもった数値を表示しています。ですから、買って取り付けたは
いいが、少しオーバーだったというお客さまが少なくありません。
したがってお店の人や専門業者に相談することが間違いないと思います。
2.100Vと200V
広いお部屋でしたら200Vのほうが経済的です。ただ、賃貸住宅で将来引っ越しが考えられる場合は100Vのほう
がよいでしょう。なぜなら、電圧切り替えコンセント工事を入退去時にしなければならないからです。費用がばかにな
らないばかりか、住宅によっては200V切り替えができない場合があるからです。この場合容量的にはすこし低いの
ですが、2.8kwでほとんど大丈夫です。また、100Vで3.6kwや4kwの大容量の機種があります。
ただし、ブレーカーの容量が十分であることを確認する必要があります。
3.エアコンなんて皆同じだから、安ければ安いほどいい?
たしかに冷房容量はほぼ同じですが、暖房能力は高価格品のほうが高く、省エネも差がでてきます。再熱除湿など実用効果的な
機能もついてきます。
ブランドによっては安く買っても故障すると修理代がかかり困りますよね。法定保存期間の7年以内でもすぐには部品がない、
修理できないとなるとお客さまは暑さにがまんできず慌ててお店に買いにゆくということになります。
また、毎日使用しているとやはりデザインや細かいところが気になってきて、しまいには飽きがくるということがあります。
このような機種は長持ちはしません。早めに処分したり、ほかの人にあげたり。もらった人も結果的に迷惑な場合があります。
4.メーカーはどこがいいの?
いちがいには言えません。しかし、いままでの経験によるとやはりブランド認知度・信頼度の順と考えます。
ただし、D社は専門メーカーだけあってけっこうブランド支持がありますが、総合的、客観的な諸状況・結果をふまえると
例外と考えたほうがよいと考えます。よいものは少し高いです。が、数千円のちがいですから、あとのことを考えると
トータル的には経済やで満足度がちがうと思います。最近の安価なもののなかには外装パネルやルーバーが
2,3年でよたってくるのは見苦しいかぎりです。
総合的に見て、しいて3社あげるとしたらM電機、T社、PN社です。経験上いちばんこわれないのはM電機とT社です。同業者でも
同じ感覚をもつかたが少なくありません。その証左としてリサイクル市場ですと値付けがよいのです。
蛇足ですが、三菱電機霧ヶ峰と三菱重工ビーバーとは別です。後者は安価で同じ「三菱」ですが品質は全然違います。
菱電機霧ヶ峰は2013年すべて日本製となりました。ますますおすすめしたいです。
5.どこで買ったらいいの?
量販店では数量、期間限定のチラシ掲載品は安いですが、すぐに売れてなくなります。必要に迫られて「ほかにおすすめは・・」
などと販売員にたずねたら最後、SHP社、F社の製品をすすめられます。理由はズバリお店が儲かるからです。実際この両社製品を
量販店で購入したかたは多いです。
繁忙期の工事に若干の不安が言われることも事実です。
なぜなら、繁忙期には短期間に購入が集中するため取り付け工事も集中します。そこで大量の臨時速成工事員を投入し
早朝から夜遅くまで休日なしの超過重労働を余儀なくされるうえ、「何台取り付けられるか」の取り付け競争、
真空ポンプをもっている人はすべてではないなどリスクはいやが応でも高まります。こんな状況ですから安い労賃で
さんざんこき使われ「もう2度とXX電機の仕事はしない」と思いながら仕事をしている工事員に多くを期待することが所詮無理です。
また、最近のケースとして商品をもってきたのに工事員が工事をせず、帰ってしまうことがあります。
工事環境が販売店の指示や自分の認識とくい違い、作業が容易でなく、時間がかかりすぎて、つぎの訪問先にゆかれないと判断した場合です。
主な理由は販売店の料金を算出するスタッフは販売員で実際に作業をする工事員ではないということから現場の状況をくわしく
把握する知識・経験が十分でない場合があります。見積もりにズレが生じてくることもありうるからです。そしてお客さまはいったいどんな作業員がくるのか、
一方作業員はどんなお客さまなのか、どんな工事環境なのか、不透明なので両方とも不安がないとはいえません。これでは販売店、作業員、お客様の
間そしてお客さまの間で意志疎通が万全とは言えません。
お客様の選定眼があればインターネットで買うのも一法ですが、くれぐれもご自宅の使用取り付け環境をチェックしてください。
とくに200V機種は気をつけましょう。また、メーカーのカタログを鵜呑みにして必要以上の容量の機種を買っているかたが
時々見られます。(大きければ小をかねるということが当てはまらない場合があます)そのような不都合をさけるためにも
街の電器屋さんや当社のような工事店で相談・購入しても価格を含めて十分メリットがあると思います。
6.新製品か、「型落ち品」かどちらが得なの
手にはいるならズバリ「型落ち品」がお買い得です。「新製品」という語はたしかによい響きがあります。前年品より格段の機能、性能、デザイン・使いやすさ
を備えている場合は別としてあまり変わらないのなら「型落ち品」のほうが作りこまれていますので信頼性があります。新製品は発売したてのころは
なにかとトラブルがあり、クレームを製造部門にフィードバックを続けて最終生産ロットが「熟製品」となるのです。
7.いろいろな機能がついているけど・・・
1)高電圧発生空気清浄機能
プラズマクラスターに代表される高圧放電による殺菌脱臭機能です。各メーカーとも中級機からほとんど採用されています。
効果はたしかに認められていますが、長く使っていると接点部分の劣化が起きやすく永続性に問題があると思います。
あるメーカ-はこの問題点を認めています。その証左に業務用については2年毎のメンテナンスを販売に含めています。
2)気流制御機能
ロング/ワイド、3D気流など部屋の間取りとエアコンの取付位置に対応して気流を多彩にコントロールします。この機能の充実は
効果的です。
3)除湿機能
除湿機能はすべての機種についていますが、機能に差があります。
①出力と風量で制御するタイプ
出力と風量を制御して風を弱めます。しかし、除湿モードでは風が出ないだけ冷気が下にたまりやすくかえって冷えすぎることがあります。
また、風が弱いため熱交換機の水滴を内側に吸い込ましきれなく結露が水漏れを発生させる場合があります。
②再熱除湿
冷えすぎないように空気を暖めて送り出す方式です。これはおすすめできます。ただ、電気代はすこしかかります。
③自動制御で冷えすぎを押さえる方式もおすすめできます。
4)加湿機能
発想としては評価できます。マイナス面としては室外機が大きい、加湿ホースが太いなど施工性が悪い、移設の際、
加湿ホースをなくした、短いなど不便があります。工事業者によっては工事を辞退するところがあります。また、クリーニングも
拒否されたという事実もあります。室外機の音がうるさく近所迷惑になる例がある、給気式のため外気のニオイが湿気と一緒に
流入する場合がある等々きわもの商品の感があります。日本ではきわもの商品がよく売れる?
しかし、さすがに消費者もだんだんわかってきたようです。「考えてみれば冬の屋外の湿度の低いときに屋内だけ湿
度が高くなるわけがない」と。反面、「暖房時は乾きすぎないから楽だ」という声はあります。
5)マイナスイオン粒子発生機能
これも発想と効果は評価できます。特筆すべきはM社のピュアミスト機能についてです。理論的にはわかりづらいのですが、体感するとちがいがわかります。
筆者が取付を終わり暖房運転をかけ室内に戻ってきたとき、適度なしっとり感がある快適さを感じました。なるほど、これならお肌にもやさしいなと・・・。
また、除菌.脱臭にも効果的と納得しました。
6)自動フィルター清掃機能(おそうじロボット) その実状を検証しました。(興味あるかたはクリック)
たしかにフィルターの清掃は忘れがちですのであると便利でしょう。自動排出方式の機種はさておき、ほこりをためておく方式の機種は
たまったゴミは自分ですてなければなりません。ほこりを屋外に排出するということは隣接家屋の付近にホコリを排出するということ
になる場合があります。また将来引っ越しの可能性があるかたは要注意です。
ダストボックスタイプなら問題ありませんが、排気タイプは移設した場合に排気ホースがたりなくなることがあります。ホースはメーカー・機種により
サイズがまちまちで、パナソニック、シャープの場合は部品を取り寄せてからでないと取付工事ができません。
「おそうじ不要のエアコン」は魅力的な響きがあります。しかし、この世の中で掃除をしないで新品のままというものは存在しません。
現に1年半使用で清掃を頼まれましたが、汚れはほかのエアコンと同じです。ではクリーニングをやはりしなければならないのかと気づいたときは時遅し、
残念ながらクリーニング業者は自動お掃除エアコンは対象外としているところがほとんどです。そしてさらに排気ホースは5年もすればホコリでいっぱい!
そうなると排出が困難になる可能性があります。このホースの詰まりは筆者自身が現実に幾例も確認しております。このことをあるメーカーに質問したら
「当社では実験をしているから大丈夫です」との回答。数年にもわたる実験などできるわけがないと思いますが。
こうした末端のフィードバックから2013年型は排出型掃除方式はP社のみとなりました。
また、フィルター自体も細かい汚れや油カスはとれず清潔好きなかたはご自分で清掃したくなるでしょう。
この種のエアコンは空気清浄ユニットがついているものもあるので汚れの集めかたが強いということも考えておいたほうがよいでしょう。
自動清掃タイプを買うならP社、SHP社は移設にかかわる以上の問題を十分考慮したほうがよいでしょう。
7)防汚素材・加工
熱交換機の結露水を利用したり、ステンレスなど汚れにくい素材を採用したり、特殊コーティングをしたりしてエアコンの汚れをつきにくく
します。最後まで汚れないということではありません。
8)室温トータルモニター機能
「ム-ブアイ」に代表される空調を効率よくゆきわたらせようという機能です。そしてエアコンの特徴である部屋全体を冷やす、暖めるという機能を
さらに一歩すすめて人、部屋、明るさを感知して快適性、経済性をねらったものです。
気流方向の制御ができる機種は長い間読書やパソコン、編み物などをしている間同じ場所にずーっといる場合は省エネによいでしょう。
とくに就寝時に体や室内の温度を測り、エアコンの温度調整をしてくれる機種は「冷えすぎ」をコントロールしてくれるはずです。
9)暖房能力
高価格帯の機種には一般的にこの暖房能力が高いです。霜取り時間が短く、すぐに暖房が起ちあがったり、また-15°C以下でも
60°の暖風がでる機種もあります。すぐに暖まる機種がありますが、予熱をかけるのでその分電気代はかかります。
暖房のアイドリング運転時の快適性・経済性をねらった機能が目立ってきましたが、これもエアコン暖房機能の改善につながります。
10)人感自動オフ/オン(三菱、FUJITSUなど)
エアコン運転中、人が一定の時間いなくなるとエアコンがオフになり、人が戻るとオンになります。TVについている機種がありますすし、
車のアイドリングオフと同じようなものと考えてもけっこうです。運転音が静かだとエアコンのスイッチの切り忘れとかよくあります。
必ずしも目立つ機能ではありませんが、省エネに効果があります。
 2013年の新製品はエアコンの欠点を減らし、要求される本来の機能をまじめに追求する傾向が見られます。ですからカタログをよく読んで
みないとわからないことはもちろんですが、精査したからといって完全に理解はできないかもしれません。また、機能性能ばかりではありません。
本体の総合的なつくりも大切です。デザインが良くてもプラスティック部品の劣化がはやいということもあります。やはりここでブランドの信頼性ということが
大きな選択要素となることでしょう。
とまあ、いろいろ勝手なコメントをしましたが、競争の激しい中メーカーがなんとか付加価値を少しでもつけて利益を出したいという
涙ぐましい、そして心血をそそいだ努力の結果ですからそれを肯定的にみることは大事なことです。
しかし、なんの商品でも言えることですが、機能のメリットと価格を十分研究理解したうえで自分なりの価値観でお買い物をするということが
大切ではないかと考えるわけです。
最後に一言「Simple is Best」
おすすめは三菱電機 MSZ-GMシリーズ、室外機は小型、省エネはもちろん、ムーブアイ、自動エリア空調ワイド&ロング気流など
の基本機能が充実している割に価格ヴァリューにすぐれています。大出力5.6kwもあります。また、さらなる
高性能をお考えのかたにはトッップモデルのMSZ-ZWシリーズをおすすめします。

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